先日、相続税の勉強会に参加して、税理士さんが平均寿命の話をされていました。
「平均寿命までで人生終わると思っていはいけません。もっともっと長生きしてしまいます。100歳まで生きるつもりで備えておきましょう。」
目次
平均寿命とは?
平均寿命とは、正確には平均”余命”のことです。”余命”宣告と使われるように、あと何年何ヶ月生きられるか統計的に算出された期間です。
わたしたちが通常、「平均寿命」と読んでいるのは、生まれたばかりの0才児が、あと何年何ヶ月生きるのか推計される期間。つまり、0歳時の平均”余命”のことです。
日本人の平均寿命は男性81.25歳、女性87.32歳(平成30年簡易生命表 厚生労働省)。0才の日本人の男の子は、あと81年3ヶ月生きることを意味しています。
では、歳を重ねるにつれて、余命はどうなるのか?
もちろん日々生きていくと、人生の残り時間は減っていきます。しかし、年齢が増すにつれて、その年齢まで生きてきた事実が、もっと生きられることの証ともなります。
弱々しかった赤ちゃんが10歳まで成長すれば、10年間、死のリスクを乗り越えたことになります。
事実、10歳の男の子の平均余命は71.49年です。現在の年齢と合わせて、10+71.49=81.49歳まで生きると推計されます。0才男児の余命81.25歳と比べると、0.24歳(約3ヶ月)寿命が延びたことになります。
同様に、年齢ごとの平均余命と平均寿命を示したグラフがこちらです。
20歳まで生きれば、トータルの寿命が男性81.61歳、女性87.63歳まで延びます。0歳児と比較すると男性+0.36歳、女性+0.31歳。どちらも約4ヶ月寿命が延びていることがわかります。
同様にまとめると下の表のようになり、50歳の時点で、男性は1年半、女性は1年寿命が長くなっています。
80歳を超えてくると、1歳、歳をとるごとに3〜4ヶ月ずつ余命が延びます。さらに、男性85歳以上、女性90歳以上になると1歳、歳をとると余命が半年延びます。長生きすればするほど、よりいっそうの長命を供されるわけです。
冒頭の相続税の勉強会はおそらく60代、70代の男性が多かったようですが、寿命を80代前半と見誤ることなく、少なくとも90歳近くまで生きる前提で、30年にわたる人生設計することが大切ですね。
糖尿病内科的コメント
糖尿病患者さんの寿命は、平均寿命より10歳ほど短いと推計されています。心筋梗塞、脳梗塞、腎不全など血管系の疾患が影響していることが原因と考えられます。
予防できる病気は積極的に防ぐことで、糖尿病のかたも、糖尿病じゃないかたと同様に長寿を全うできるようサポートしていきたいところです。
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