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糖尿病網膜症の病期と福田分類の対応表[糖尿病内科医のメモ]

糖尿病内科医は網膜症がどの程度進んでいるか「病期」が気になります.いっほうで網膜症を診察してくれる眼科の先生は,治療を念頭に,病期をさらに細かく分類して評価してくれます.

福田分類でA1とかB2とか言われてもピンとこないので,便宜上,対応表を作りました.

福田分類と網膜症病期

福田分類 網膜症病期
0 網膜症なし
A1 単純網膜症
A2 単純網膜症
A3 増殖停止網膜症
A4 増殖停止網膜症
A5 増殖停止網膜症
B1 増殖前網膜症
B2 増殖網膜症
B3 増殖網膜症
B4 増殖網膜症
B5 増殖網膜症

網膜症病期と福田分類

網膜症病期 福田分類
単純網膜症 A1,A2
増殖前網膜症 B1
増殖網膜症 上記以外

便宜上,増殖停止網膜症は増殖網膜症に含めています.

糖尿病内科的コメント

糖尿病の合併症のひとつに網膜症があります.網膜症の診察は,糖尿病内科医はできません.眼科の先生から教わればできるようになるかもしれませんが,微妙な所見を短時間で評価するには熟達が必要です.

われわれは眼科の先生にお願いして,患者さんには瞳孔を開く目薬で眩しくなってもらい,目の診察を受けてもらいます.そして眼科の先生は糖尿病網膜症を福田分類,Scott分類,ETDRSなどで分類してくれます.

糖尿病内科医は細かい分類は正直よくわからないので眼科医の先生に協力してもらっています.逆に,眼科の先生が糖尿病患者さんの手術をするときなどは,血糖値の管理をわれわれ糖尿病内科医がサポートします.

プロフィール

やさしい糖尿病内科医
山村 聡(やまむら そう)

九州生まれ、九州育ち、九州大学医学部卒。大学病院で糖尿病・代謝・内分泌内科助教、市中病院勤務後退局。フリーランスを経て、2019年12月よりClinic le GINZA(銀座有楽町内科)内科院長。

病気を治療する医師であると同時に、生涯の健康を保つパートナーでありたいと思っています。

趣味はお酒と血糖値。診察室で患者さんと喋ることも好きですが、気のおけない友人とお酒を飲むことも大好きです。自分の幸せも大切にしながら,社会が豊かになることに貢献できたら最高です.

いつも最後まで読んでいただきありがとうございます.

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