健康診断で血圧高めと言われたら、一体何をやったら良いのでしょうか?ついつい、CMや広告で目にする〇〇茶やサプリメントに手を出しがちです。
正解は、①塩分を控えることと、②毎日血圧を測ることです。塩分を控えることにお金はかかりません。血圧計も〇〇茶やサプリメントの1ヶ月分の価格で買えます。
まずはこの2つを始めてみて、本当に自分が「血圧高め」なのか知るところからスタートです。
塩分を控える
多くの高血圧の原因は塩分のとりすぎに起因しています。塩辛い食事でなくても、麺類やパン、ご飯にも塩分は含まれているます。
まずは薄味を心がけ、醤油や調味料の量を減らし(酢はOK)、素材の味を感じられる食事に切り替えてみることです。
味付けが薄くなると自然と、主食の量も減るのでダイエット効果も期待できます。
血圧を測る
健診の一発勝負の血圧は誰でも「高め」に出やすいです。ふだん血圧を測らない人は、血圧を測ること自体ドキドキしますし、健診会場の看護師さんや周囲の目も気になります。
そうした非日常の血圧ではなく、日常の血圧で正しく評価することが大切です。
血圧計を購入し、自宅でくつろいだ状態の血圧を記録してみましょう。たまにしか測らないと、その都度血圧が気になって緊張感が生まれるので、毎日繰り返し測定することをオススメします。
測るタイミングは、朝起きて、お手洗いを済ませて、朝食を食べる前。1〜2分スマホでも見ながらリラックスして測定しましょう。
1回目の血圧で高く出たとしても、もう1度、1分ほどおいて測り直すことで落ち着くかもしれません。両方の値を記録しておきましょう。
銀座有楽町内科では記録にアプリを使用しています。
そうして毎日血圧を測ることで、自分の本当の(普段の)血圧がどれくらいなのか確かめることができます。
自宅で朝測る血圧の目安は135/85未満です。もしこの値をコンスタントに超える、またはこの値前後で変動している方は高血圧に該当する可能性が高いです。その場合はお近くの医療機関を受信してご相談ください。
135/85未満であっても、125/75以上の場合は「血圧高め」です。〇〇茶やサプリメントを試しても良いかもしれませんが、それよりも一層、塩分控えめを徹底しましょう。
夏場に比べて冬寒くなると血圧は上がりやすくなります。血圧高めの人でも、冬場になって135/85以上になるようであれば医療機関の受診をオススメします。
血圧計の選び方、正しい測定方法についてはこちらの動画で解説しています。ご覧ください。
糖尿病内科的コメント
血圧を下げる目的は、将来の怖い病気の予防です。
糖尿病もそうですが、高血圧も将来の心筋梗塞、狭心症、脳梗塞といった生命・生活を脅かす病気の危険性を上昇させます。
食事の改善、(必要であればお薬)で防げる病気は予防し、すべての人が生涯健康に暮らせることを願っています。
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