United Medical Leaders summit後半です.人工知能編のあとは,医者同士で結婚された,いわゆる”医者婚”カップル6名での座談会が行われました.
結婚間もないカップルから10年以上のベテランまで,診療科,勤務先も違う男性3名,女性3名の先生方が質問に答える形式で,それぞれの側から本音の意見が飛び交いました.
Googleカレンダーはよく活用されているようで,休みの日を合わせたり,家にいるのかいないのかがわかるように工夫されているようです.
医者婚の魅力の一つにダブルインカムがあります.お金でアウトソーシングできるところはお願いして,二人の時間,家族の時間を確保されているようです.
ほかにも,掃除はルンバやブラーバにお任せして,ドラム式洗濯機,食洗機を使って時短,効率化を図っておられるようです.
研修,入局or就職,大学院進学,専門医取得,研究,留学など,夫婦の診療科や病院が違うとタイミングがずれて,どちらかが犠牲になることがあります.さらに女性には,結婚,妊娠,出産のタイミングが加わり,自分のキャリアが思うように積めないもどかしさも出てきます.
男性医師としては耳の痛い意見も出てきました.女性医師のキャリアが犠牲になり,バイト医になったり,専門医を諦めるなど,改善がまだまだ必要な現状です.
これから結婚や妊娠,出産を控える女性医師は入局先,就職先を決める上で,ロールモデルの存在が決め手のひとつになるかもしれません.男性医師も育休のとれる職場が出てくることを期待します.
パネラーの中には同じ職場,同じ診療科で結婚された先生もいて,オン・オフが曖昧になりそうですが,それはそれで説明抜きに話ができて悪くないようでした.
糖尿病内科的コメント
わたしは妻が専業主婦なので,家事は基本的にお任せしています.ルンバも活躍しています.子どもがいないので,成り立っていると思いますが,今日の話を聴くと,もっと手伝おうと決意を新たにしたところです.
妻が医療と縁がないと,たしかに仕事の話は通じません.家では仕事の話はほとんどしないので,オンとオフがはっきりしていて良いかなと思っています.
このあと座談会で非常に有意義に交流ができました.次回は11月,大阪開催予定です.