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「貴社」は書き言葉,「御社」は話し言葉,とザックリ理解しました

われわれ医者は一般の会社の方と関わることが少ないので,「御社」,「貴社」というワードを使うのは稀です.使い分ける機会があったので調べてみました.

iPhoneアプリの大辞泉によれば,

おんしゃ【御社】
相手を敬って,その人が属する会社などを言う語.書き言葉では「貴社」を使うのが普通.
補説:同音の言葉が多く紛らわしい「貴社」に代わり,主に話し言葉において使われ始めた.1990年代はじめころからか.

 

きしゃ【貴社】
相手を敬って,その所属する会社などを言う語.御社(おんしゃ).

「貴社」が通常使われる言葉で,話し言葉で紛らわしいとき「御社」を使うようですね.

こちらも参考にしました.

糖尿病内科的コメント

医療界独特の尊敬語もあります.貴院,貴科,御高診(診察の尊敬語的表現),御加療(治療の尊敬語的表現)など,辞書には乗っていないですが,紹介状などでは一般的に用いられています.「貴院での貴科的御高診賜りたく存じます(そちらの病院の,おたくの科で診察お願いします)」といった,まどろっこしい表現も実際使っています.

決まり文句の部分なのでほとんど読み飛ばしていますが,通例なので「定型文」として,書かないと気持ち悪い感じがします.

プロフィール

やさしい糖尿病内科医
山村 聡(やまむら そう)

九州生まれ、九州育ち、九州大学医学部卒。大学病院で糖尿病・代謝・内分泌内科助教、市中病院勤務後退局。フリーランスを経て、銀座有楽町内科院長。

病気を治療する医師であると同時に、生涯の健康を保つパートナーでありたいと思っています。

趣味はお酒と血糖値。診察室で患者さんと喋ることも好きですが、気のおけない友人とお酒を飲むことも大好きです。自分の幸せも大切にしながら,社会が豊かになることに貢献できたら最高です.

いつも最後まで読んでいただきありがとうございます.

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