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親指シフト再開1ヶ月.挫折からの再習得へ向けて,習慣化の法則を見直しました.

目次

2017年9月「親指シフト道場」に参加するも挫折しました

2017年9月18日にものくろさん「親指シフト道場」に参加し,張り切って練習を始めました.しかし,それも束の間,新規の臨床研究を立ち上げ,仕事データ整理で忙しくなり練習がおろそかになり,練習は週に2回ほどに激減.仕事上は効率優先でローマ字入力を併用し,親指シフトは練習しなくなり,約3週間でローマ字入力に後戻りしました.

挫折の原因を考え,具体策を

過去に読んでいた「ザ・コーチ」「『早起き』の技術」を読みかえして,目標設定と習慣化の具体的な方策を考えました.

 習慣化の法則
 #1 1つの事からはじめる
 #2 シンプルなことからはじめる
 #3 スモールステップで目標を立てる
 #4 目的を明確にする
 #5 つづけやすい環境をつくる
 #6 周囲を巻きこむ

1つの事からはじめる

【改善前】2017年下半期は,親指シフト,ブログ,早起きなど同時並行でいろいろなことをスタートしすぎました.結局どれもおざなりになって,上手くいかない状況に,余計に不満が募ってしまいました.いま思い返せば,上手くいくはずがありません.

【改善後】今回は7月6日から親指シフト練習再開.新しく始めた事は親指シフトだけ.ものくろさんの練習文「東京,信濃,敷居・・・でんでんの弟・・・」を打ち始めました.初回は12.3字/分でしたが,ホームポジションは意外と覚えているという,ちょっとした驚きもありました.ブログや仕事はローマ字入力で続けると割り切って,練習開始一ヶ月で20〜25字/分です.まだまだ遅いですが,表無しで打てるようにはなりました.

シンプルなことからはじめる

【改善前】朝15分の練習と決めてスタートしました.朝がダメでも1日のどこかで必ずやる,というシンプルなルールだったので,そんなに問題なかったように思います.

【改善後】異動により勤務が夜勤有りのシフト制になったので,早起きは一旦諦めました.いつでもいいから25分間練習するというスタイルにしています.パソコンを開けて,最初の「仕事」は親指シフトの練習と言う感じで,周囲の目を気にせず,練習を終えてから普段の仕事を始めています.

スモールステップで目標を立てる

【改善前】とりあえず20字/分を目標に始めて,40字/分になったらローマ字入力から完全移行と頭では考えていました.ところがホームポジションの練習をひたすらやって,どこから他のキーを練習しようか踏ん切りがつかず,同じ文の練習に飽きが来てしまいました.目標設定を明確にして,その都度,達成感を得やすくしたほうが良かったと思います.

【改善後】今回は飽きのこないようにホームポジションだけにこだわらず,ものくろ練習文とnicola練習文を交互にやることにしました.ものくろ練習文でホームポジションを練習しつつ,nicola練習文で頻用の「きのう,きょう,あした,です,ます,彼も,彼女も」とホームポジション以外も習得していくというやり方で,1字1字の位置を覚えていく喜びを実感していきました.2週間で20字/分となり,1ヶ月で表が要らなくなりました.

目的を明確にする

【改善前】正直なところ「なんとなく」親指シフトに興味を持って習ってみたという感じで,明確な「なりたい自分」「こうしたい!」という目的が曖昧でした.
この「目的」を思い浮かべると,やる気が湧いてくるような明確なものを掲げる必要がありました.

【改善後】「ザ・コーチ」を読み返して,目標,目的,ゴール,ビジョンについて納得しました.練習前に「指が喋るように書き,糖尿病のプロとして世の中に発信する」自分を想像して練習しています.

つづけやすい環境をつくる

【改善前】Mac book airを使い,起動時にkarabinerが起動するようにし,orzレイアウトを適応しておりました.しかし,Macを自宅で出さないことが多かったです.仕事から帰宅し,Macはカバンに入れたまま.翌朝起きて,練習のためにMacを取り出して起動という流れで,朝起きるだけでも億劫なのに,Macをカバンから出すのがまたひと手間.だんだん,macが仕事以外でカバンから出ることがなくなりました.

【改善後】まず,机を移動しました.リビングの少々邪魔な位置に陣取り,帰宅するとカバンを机の横に提げ,macを取り出し,開いておく.これだけで練習頻度や,ブログを書く頻度が上がりました.ついでにバックアップを取る頻度も上がるという付随的な効果も現れました.

周囲を巻きこむ

【改善前】ものくろさんの「親指シフト道場」に参加すると秘密のフェイスブックグループに招待されます.ここに仲間がいることが分かると俄然やる気が出てきます.

【未改善】まだあまり書き込みはしてません.「親指シフト道場」の新規門下生が入るたびに刺激を受け,挫折してもまた再開するきっかけとなったので,自分も周りを刺激する立場になれるよう書き込もうと思います.

こうして親指シフト再開1ヶ月が過ぎました.指が喋るにはまだまだ程遠いですが,指が喋る自分を想像して練習を続けていきます.

糖尿病内科的コメント

習慣化の代表格といえば「早起き」,「片付け」,「ダイエット」でしょう.多くの糖尿病患者さんにとって,最大の治療法はダイエットです.わたしは生来の痩せ型なので,ダイエットと縁がないですが,「続けること」,「習慣化すること」の難しさは重々承知しています.

本来なら,糖尿病治療でも,患者さんごとの生活パターンの把握をし,目標を定め,少しずつ,医療者との二人三脚でPDCAサイクルを回しながらダイエットできることが理想です.しかし,短い診療時間で,患者さんの生活の細部に介入してくのは困難な現状です.

このブログを通して糖尿病患者さんのダイエット継続のアドバイスもしていきたいと思います.

プロフィール

やさしい糖尿病内科医
山村 聡(やまむら そう)

九州生まれ、九州育ち、九州大学医学部卒。大学病院で糖尿病・代謝・内分泌内科助教、市中病院勤務後退局。フリーランスを経て、銀座有楽町内科院長。

病気を治療する医師であると同時に、生涯の健康を保つパートナーでありたいと思っています。

趣味はお酒と血糖値。診察室で患者さんと喋ることも好きですが、気のおけない友人とお酒を飲むことも大好きです。自分の幸せも大切にしながら,社会が豊かになることに貢献できたら最高です.

いつも最後まで読んでいただきありがとうございます.

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