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血糖値よりも医者が気にするHbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)

HbA1c

糖尿病を疑って、まずはじめに行う検査は採血です。「HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)」の値を調べます。“ついでに”、血糖値も調べます。

血糖値は刻一刻と変化していて、食事を摂ると上昇して、体がエネルギーを消費すると低下します。食事量、食後の経過時間によって大きく変化します。正直言って、1回きりの採血で、血糖値を見ても、その人が糖尿病かどうか当てになりません。たまたま食後まもなくて、高い値が出ているだけかもしれません。

そこで、約1〜2ヶ月の血糖値の平均点である「HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)」を使います。1〜2ヶ月分の血糖値の変動幅を、1つの検査項目で推測します。ざっくりですが、HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)に20を掛けた値がおおまかな血糖値です。HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)が5.0の人は、だいたい血糖値が5.0✕20=100くらいです。

日本糖尿病学会の診断基準の1項目に「HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)が6.5以上である」というのがあります。さて皆さんの値はいくつでしょうか?40歳以上の方は、会社健診の特定健康診査(いわゆるメタボ検診)で多くの場合調べられています。確認してみて下さい。

プロフィール

やさしい糖尿病内科医
山村 聡(やまむら そう)

九州生まれ、九州育ち、九州大学医学部卒。大学病院で糖尿病・代謝・内分泌内科助教、市中病院勤務後退局。フリーランスを経て、2019年12月よりClinic le GINZA(銀座有楽町内科)内科院長。

病気を治療する医師であると同時に、生涯の健康を保つパートナーでありたいと思っています。

趣味はお酒と血糖値。診察室で患者さんと喋ることも好きですが、気のおけない友人とお酒を飲むことも大好きです。自分の幸せも大切にしながら,社会が豊かになることに貢献できたら最高です.

いつも最後まで読んでいただきありがとうございます.

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